街づくり

ヒヌクンチュ

2010年05月17日 18:34

琉球新報   2010年5月13日

 本部町にある町営市場が活気を見せている。初ガツオの話ではない。長い間シャッターを下ろしていた店が次々と開き始め、今や空き店舗ゼロになった。既に次の空きを待つ希望者も何人かいる








▼ 原動力となったのは、30代を中心とした10人近い“情熱人”たち。
   市場を元気にしたいと、2006年から毎月第3日曜に「もとぶ手作り市」を始めた。
   工芸品や雑貨、農産物など、プロからアマまで40店以上が並ぶ。

▼ 地道な活動を重ね県内外の商店街を視察したり、役場や商工会とも勉強会を重ね、活性化を話し合った。
   中小企業機構から助成を受ける。

▼ 市場内には無料休憩所「ゆくい処(どころ)」も設置。
   学校帰りの小学生が勉強したり、観光客が立ち寄ったりするようになった。
   寂れたマチグヮーに人が戻ってきた

▼ メンバーの情熱が届き、新規出店を受け付けていなかった役場も方針を変えた。
   昨年4月から1年間で9店が開業。
   従来の店に加え、ジュース店、雑貨、ネイルサロンなど今までなかった業種も軒を並べる

▼ メンバー代表の知念正作さん(31)は「市場はもともと人が集まる魅力的な場所。
   行政任せにせず、自分たちが楽しいことをやっていきたい」と気負いがない。
   県内最北の公設市場が、カツオのように生きのいい姿に変わりつつある。

辺野古も人が集まる要素は他の地区よりも大と思われる。
沖縄国立高専にマルチメディア館、IT特区の企業に米軍施設の米兵及び基地内就業者
他の地域に比べ人が集まる場所であり、普天間代替施設がなくとも商い圏としての魅力がある。

以前、記事にしたが、活性化できるだけの下地(商圏)は充分にあり、情熱をもってこの地域の方向性を問う若者達が手を挙げて名乗りでて欲しい!

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